オンラインストレージで悩んでいる。
どれか一つに絞れていない状況だ。

現在使ってみたストレージは次の通り。

DropBox
SugerSync
EverNote
Gmail(Gmail Drive)


それぞれにそれぞれの良い点、悪い点がある。
一番シンプルなDropBoxをベースにSugerSyncやEverNoteとの比較を書いてみた。
独断と偏見で書いています。また、間違いがあればメールで知らせていただけれれば幸いです。


・DropBox
Dropbox - Home
Dropbox - Home - Online backup, file sync and sharing made easy.

簡単さ      ★★★★★
便利さ      ★★★★
カスタマイズ性 ★★★
良い点 >> 操作が直感的。特別な設定が要らない。共有が簡単。ファイルをヴァージョン管理できる。
悪い点 >> 空のノートと言う概念がなく、ファイルを作成後にアップロードしなければならない。クライアントにソフトをダウンロードが義務。


現在一番オンラインストレージ初心者が入りやすいのがDropBoxだと思う。
初期設定で作成されるDropBoxフォルダ(同期フォルダ)にファイルを放り込んでおけば取り敢えずそれでいい。
これは、初期にノートを作成すると言う手間が掛からない点でEverNoteとは明確に異なる。
また、同期が前提であるので、クライアント側にもオンラインと同じファイルを置いておく必要がある。つまりPC+XXGBではなく、PCの一部分の容量がオンラインで共有出来るだけで、全体の容量は変わらない。
つまり「作ったファイルをオンラインからアクセス出来るようにする場所であり」「ファイルを新しく作成して保管する別な場所」じゃない。
その点は少し不満。
別の見方をすれば、版管理ができると言う視点から「全てのファイルをチェックアウトしなければならないSVN」という言い方もできる。
SVNは主にSEやプログラマが使う版管理ソフトウェアなので、普通の人には馴染みが無いかもしれないが、ファイルの更新履歴を記憶し前のヴァージョンに戻すことが可能な便利ツールだ。
ただ、プログラムなどよく戻すのが前提のファイルを良く扱う人であれば真価を発揮のだろうけれども、そうでなければ、あまり意味はないかもしれない。

結局、DropBoxは「便利だが、完璧でもない」オンラインストレージ初心者向けツールいうのが自分の結論。



・SugerSync
SugarSync画像
簡単さ      ★★
便利さ      ★★★★★
カスタマイズ性 ★★★★
良い点 >> ファイル同期、非同期をフォルダ単位で設定できる。日本語に対応している。
悪い点 >> とにかく重い(2010/05/23時点)。設定が面倒(クライアントソフトをインストールしただけでは同期フォルダが作られない)

DropBoxとの大きな違いは同期用フォルダごとに同期、被非同期の設定ができるところ。
例えば、PC2台(A,B)、オンライン(SugerSync)があるとすれば次のようなことが可能になる。


————————————————

・AからWEBに同期して、WEBからBに同期する。
A←◯→WEB→◯→B


・Aに入れて、WEBに同期はするが、Bには同期しない。
A→◯→WEB→×→B


・WEBのみでファイルを管理し、同期はしない。
A→×←WEB→×→B

————————————————

この機能はDropBoxとEverNoteにはない機能だ。
最初、この機能が目当てで導入してみた。
まず最初に感じたのは、WEBの重さだ。アップロードの重さじゃなくて、サイト自体の重さ。
今日現在ではサイトの重さがこの4つのストレージの中で一番になる。

同期などはスムーズだし、メールでの保存も申し分ない。
ただ、上記のような設定は慣れるまでに非常に面倒に感じると思う。
(実際自分もそんなに詳しくはわかっていない)
また、それらの設定が1ページで終わらないことは非常にマイナスだと思う。
そして、此処が一番問題なのだが「そんなに詳細な設定が必要な人っているの?」というそもそもの話。
自分はプライベート、会社以外の仕事、会社の仕事と三種類の権限と、3台の端末を使っている(会社のデスクトップ、私用ノート、私用スマートフォン)。でも、そんなに複数の権限が必要と感じたことはない。
例えば、クライアントによって共有権限を振り分けるといったこともあるのですが、それはDropBoxでも可能なので・・・・・・

結局、SugerSyncは「DropBoxよりも高機能。だけど高機能過ぎて機能全部を使う人がいないのではないのか?」が自分の結論だ。



・EverNote
Evernote Corporation


簡単さ      ★★★★
便利さ      ★★★★
カスタマイズ性 ★★★★

良い点 >> ファイルの作成が可能である。同期が早い。マージができる。各種ショートカットキーが使い易い。
悪い点 >> ファイルをアップロードするにも、新規ノートの作成が必要。エクスポートの形式がガラパゴス。テキストをコピーしてWindows Officeのword,Excelなどに貼りつけようとするとフリーズする。



今、この手のオンラインストレージで最も使われているのがEverNoteだと思われる。
EverNoteは無料版だと拡張子が制限されていて使い物にならないというのが本音だが、有料版にすると拡張子フリーになる。
DropBox,SugerSyncと明確には違うのは、ファイルをアップロードするのではなく、ノートを作成し、そこで文章が書けると言うこと。
他の二つでは、テキストを書いて、書いたファイルをアップロードしなければならないのに対し、EverNoteはシステム上ノートがデフォルトであるので、クリックひとつで文章を書き始めることができる上、それは自動的に同期が行われる。
ファイルをアップロードしたい場合は、ファイルをそのままアップロードするのではなく、ノートに添付してアップロードをする。さながらそれは現実世界の大学ノートに付箋を張っている姿を彷彿とさせる。あくまでNoteが管理単位の基本なのだ。
そういった意味では、EverNoteはまさにNoteであってストレージという言い方はふさわしくないのかもしれない。

EverNoteは、その簡単さ、便利さにおいてDropBoxとSugerSyncと同等の機能を持っているのだが、それだけではない。
Noteマージ機能や、ファイル検索機能、リストの表示機能のカスタマイズ性、WEBCripの簡単さなど、機能面では簡単かつ便利で他の2つを圧倒している。
最近はやりのリアル紙媒体電子書籍化にも明らかに一番マッチしている。

しかし、EverNoteには致命的な欠点がある。
エクスポート形式のガラパゴス化だ。
普通のテキストを記入してエクスポートをしようとすると「.enex」という独自の形式でエクスポートされ、それは他のリッチなテキストエディタ(wordを含む)で表示しようとすると、非常に残念な結果になる。具体的にはEverNoteのテキストはxmlを用いた形式で保存されているので「Evernoteでテキストで書く」と「他のエディタではxmlとして表示されてしまう」のだ。
なので、WordやExcelにEverNoteで書いた文章を写そうとすると、ノートパッドや秀丸などのテキストエディタにコピーしたり、一回メールで送信するなどのステップが必要になる。
(PDFはかろうじてそのステップが不要)

筆者はこの問題を解決する手段を知らない。
この問題が解決すれば全く問題がなくなるツールだけに非常に悔やまれる。
まあ、エクスポートではなく、NoteにWordやExcelを付箋のように貼りつけてしまえばいいのだが、それだとDropBoxとかと同じだしなぁ・・・
結局、「Microsoft Office使わないなら」他の2つのストレージの完全上位。これがEverNoteに対する自分の結論だ。



・(番外編)Gmail(Gmail Drive)
GMail Drive shell extension
GMail Drive shell extension

「DropBoxとかSugerSyncとかEverNoteとか不要だ。Gmailで全てができるじゃないか」という話をする人がいる。
基本的には同意なのだが、次の問題がある。
「ファイルをアップロードするにはいちいちメールで送信しなければ(下書きにおかなければ)ならない。」
そもそも、これら3点は、ファイルを特定のフォルダや条件下においておけば、勝手にオンラインに同期してくれる。この便利さを知ってしまうと、その手間すら面倒になってしまうのだ。
一つの端末、一つスマートフォンで仕事が完結するユーザーであれば、自分はGmailで問題ないと思う。でも複数の職場、権限が交錯し、かつ場所や端末を選ばず仕事ができなければならない人には流石に「Gmailで全て」というのは難しいだろう。Gmailに2MB以上のファイルはアップロードできないしね。

でも、自分もその話を聞いて一時期Gmailオンリーで上記3つのことができないかと考えてことがある。
しかし、やっぱり一度オンラインストレージの便利さをしってしまうと「一度メールにして保存する」というのが非常に手間なのだ。

そんな時発見したのが副題の「Gmail Drive」。
いちいちGmailにブラウザでログインしなくてもドラッグでGmailに保存することができる。
これが見つかったときは「これでGmailに一元化できるか?」と思ったが、やっぱり難しかった。
Gmail Driveは重いのだ。



以上、書いているうちにダレてきたけど、これが現在自分がオンラインストレージについて感じている全てだ。
結局のところ一長一短あり、どれと決めつけることはできない。
ただ、全部使ってみて、どのツールがどのような人種に適しているのかはわかったつもりだ。


DropBox  → ほぼテキストデータを扱う人。特殊な権限設定などが不要な人。プログラマなどSVNの操作感に慣れているもしくはSVNが好きな人。
SugerSync → 会社やプライベートなどで、特殊な権限設定が必要な人。自分なりにカスタマイズするのが苦にならない人。ぶっちゃけ、その必要がないならDropBoxでいいんじゃないか。 
EverNote  → MicrosoftOfficeをあまり使わない人。PDFが好きな人。テキストよりもWEBクリップがストレージを使う用途の中心となっている人。一回に書く文章量が多い人。特別な意識なく同期してくれるのが気持ちいい人。
Gmail   → オンラインストレージの使用頻度が少ない人。2MB以上のファイルをオンラインで使わない人。いちいちメールに添付するのを忘れない凄い人。



どのオンラインストレージにも一長一短がある。将来どれかのオンラインストレージかが抜きん出る可能性が無いわけではないと思うけど、今は自分にあったのをつかうしかない。

ちなみに、今の自分はEverNoteメインでたまにDropBox。自分はこの文章をみてもわかるように大量の文章を書くし、WEBクリップもするし、同期忘れでマジへこみするからだ。
たまにDropBoxを使うのは写真などの友人共有用。



次回書くときはオススメなストレージを決めて紹介する記事を書ければいいと思う。
ではでは。





EVERNOTE スターターパック

Dropboxポケットガイド










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