書評用

 

もっと絞れなかったものか。

最近、また活字ブームが来て、大量の本を読んでいます。

速読で、毎月数十冊をサンプリングして、最終的に、すべて読むのは、月に10冊もないという生活を3ヶ月続けて、残った本の中で、その中でも、アプリ開発のプログラマー、ディレクターや、それらの「ご近所さん(営業、運用、経営者などなど)」に読んで欲しい本をまとめました。

まとめようと思ったのは、職場での知識の断片化というか「◯◯さんはこの本を読んでいて、理解しているが、△△さんは読んでいない」などという状況があり、知識レベルの差を感じ始めたのがきっかけです。単純に用語を知っていて、同じ用語を使っていても、理解度に大きな差があって、会話が噛み合わないことに苛立った危機感を覚えてきたからです。

「本当にターゲットセグメントそれかよ」みたいな本もありますが、簡単な書評と共に紹介します。

前半のお品書きです。
  1. リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
  2. デザインマネジメント
  3. IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術
  4. 「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識”を変えるビジネスモデル
  5. 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
  6. 世界のエリートが学んできた 自分の考えを「伝える力」の授業
 

最初に、今更感もありますが、リーン・スタートアップとアジャイル開発に関連する本をまとめました。

「リーン・スタートアップって良く聞くけど、詳しくは知らない」という方は、危機感を持って読んでいただきたいですし、既に知っている人、なんとなく感覚でわかっているといった人は、改めて読んでみることをオススメします。

リーン・スタートアップの有効性についての議論は、ここではしないですが、ITを利用した事業やディレクターとって、必須の知識であるということは間違いないと思っています。

まずは、基本書。動機付けの本。



今更感たっぷりですが、想像以上にリーン・スタートアップという言葉を使うのに、意味合いを間違えて捉えていたり、厳格に考えすぎていて、知識を知恵に変えられない人が多いので、一度読んだ方も再読することをオススメします。(お前もな)

特に、基本となる「構築ー計測ー学習(Build-Measure-Learn)やピボット(Pivot)などの用語の文は良く読んだほうが良いと思います。

ピボットとは、単に変化を勧めるものではない。製品、ビジネスモデル、成長のエンジンに関する根本的な仮説を新たに設定し、それを検証できる構造の変化をピボットと呼ぶのだ。これこそ、リーン・スタートアップ形式の肝だといえる

続けて具体的な内容に入ります。



「理論は、リーン・スタートアップを読めばわかるけど、具体的に何をすればいいの?」という内容に例示としての解答を出している本。特にリーン・キャンバスの作成手順を非常に詳しく書いてあり、リーン・スタートアップを読んだ次のステップとして最適です。この融合感は凄い。

特別なスキルが無くても、要求整理や、反復を行うことができるようになる不思議な良著です。

プログラマーや、現場のリーダーであれば、リーン・スタートアップに基づいた開発を行うために、続いて次の本を読むとより良くて、特にアジャイルサムライは、その後の仕事全てに影響が出るような良著だと思います。





 

続いて、少し視点を変えて、リーン・スタートアップ以外の視点も見て行きたいと思います。



「デザイナーとはアーティストではない」

デザインは大事、というのは誰でも心の奥底では思っていると思います。しかし、その価値をうまく分析し、それを経営とわかりやすく説明した本を、他に知りません。

特に最初と最後に価値のある本だと思っています。自分が一番この本を読んで思ったのは、簡単にいうと「現状を疑え(Why)」を大事にということです。この本を読む前にもずっと大事にしていたことですが、改めて重要だと感じました。

情報を説得する材料してしか捉えていない、今の課題にも気付かされたのも、身が引き締まるおもいです。

中盤は、事例を中心に語られており、ここは、流し読みでも十分良いと思います。ボリュームのある本なので、無理に全部読み切ると考えないほうが良いかもしれません。

関連してIA(Information Architecture、情報アーキテクチャ)の良本も紹介しておきたいと思います



WEBデザインというと、見た目の良さのことと思われがちですが、先のデザインマネジメントにも描かれているように、非常にロジック色が強い部分です。

この本は、非常に難解で正解の見えないIAの世界を具体例をもって、参考書と問題集が一体になったように進み、飽きがこない、かつ、内容が深い良著になっていると思います。「IAの本なのにIAが悪い」なんて本が多い中、非常に拘りの見える良著です。開発者だけでなく、デザインや仕様を考えるみんなに読んで欲しい本です。IAに関しての日本語の書籍では、ほぼ一択と言っても良い本だと思います。

次は、これまでのリーン・スタートアップの内容を少し生々しい業界の問題の視点で描かれたかに見える、日本の業界に視点をおいた本の紹介です。

 



ある程度以上のエンジニアというか、業界に慣れ親しんだ人間であれば、誰もが一度は考える理想形を、文書化した本という印象を受けます。

あるようで無かった本ですし、受託開発を描いた本でありながら、自社プロダクトの開発にも活用できる内容が非常に多いです。

昔も今も変わらず、製品やサービスというのは、作ったら終わり、ではなくて、むしろ、それからが本番であるはずです。その本番を軽んじているが故に、日本のサービスは、クールなものが少ないという印象を強く受けます。

製品やサービスというのは、オーナーとエンジニアが一体となって作っていくという感覚をオーナー側にも強く持っていいただきたいという点で、実はエンジニアに向けた本ではなく、要求者側(経営者、発注側ユーザー)に読んでいただきたい本です。

続けて、視点を変えて、人間の心理的な側面を、物語調に書いた良著を紹介します。



アドラー心理学は、周期的に流行るイメージが有りますが、なぜ、この時期に流行ったのかというのを分析するのが個人的に好きです。

この本をこの枠組の中で紹介するのは、薫平自身が、結局は、物事はそれを扱う人の熱量(エネルギー)で決まると思っているところがあり、それを継続して、維持、増大させてにいくはどのような思考するべきかの答えあります。

ざっくりというと、他者貢献を自発的に行うことで、人は、承認欲求から解き放たれて、幸せになれるという内容です(超翻訳)

Amazon 2014 上半期和書ランキング1位になったこともあり、アドラー心理学が流行るのは、決していいことだけとも思いません。やる気のでないときに、そっと手に取って欲しい本です。



日本語を話せないエンジニアに読んで欲しい本です。(英語しかわからないとかそういう意味の「日本語」ではないです。) 人生のタイムロス、リソースロスをなるべく少なくして生きていっていただきたいと思っています。

この手の本は、非常に「意識の高い」書かれ方をしている本が非常に多い傾向にあります。しかし、この本は、身近な例や、具体例を使って、非常に「伝える」ことに意識をおいた本だと思います。その意味で、内容に他の本ほどの深みは内容に思えますが、一番伝え方の勉強を目的として読むには良い本だと思います。

非常に高い能力を持ちながら、それを上手く表現できないでいる人、みんなに読んで欲しい本です。

 

前半はここまで、後半は次の本を紹介していきます。

  1. グロースハック 予算ゼロでビジネスを急成長させるエンジン
  2. 無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい
  3. ビジネス大学30分 ファシリテーション
  4. 棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか
  5. 覆す力
 

 

 

 

 

 

 

 

One Thought on “プロダクトディレクターや、ITを使ったサービスを提供する全ての人に読んで欲しい本10選”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です